2019-05-08 第198回国会 衆議院 法務委員会 第14号
現状として、現在、刑事施設においては、受刑者処遇の目的を達成する見込みが高いと認められるなどの要件を備えている場合に、例えば、職員の同行なしに刑事施設から外出し又は外泊する制度、あるいは、職員の同行なしに刑事施設の外の事業所に通勤させて業務に従事させる外部通勤の制度、さらには、収容を確保するため通常必要とされる設備又は措置の一部を設けず、又は講じない開放的施設における処遇など、開放的な環境の中で受刑者
現状として、現在、刑事施設においては、受刑者処遇の目的を達成する見込みが高いと認められるなどの要件を備えている場合に、例えば、職員の同行なしに刑事施設から外出し又は外泊する制度、あるいは、職員の同行なしに刑事施設の外の事業所に通勤させて業務に従事させる外部通勤の制度、さらには、収容を確保するため通常必要とされる設備又は措置の一部を設けず、又は講じない開放的施設における処遇など、開放的な環境の中で受刑者
まず、刑務所の開放的施設における受刑者の逃走事件につきましては、松山刑務所大井造船作業場の事件を受け、法務省内に検討委員会を立ち上げ、再発防止策を策定し、同作業場において、受刑者の心情把握の徹底を進めるほか、開放的施設における処遇の意義と保安警備のバランスを考慮しつつ、防犯カメラの設置等を進めているところであります。
1 松山刑務所の開放的施設である大井造船作業場からの受刑者の逃走事件に関し、法務省は未然に防止できず、身柄が確保されるまでの二十三日間にわたり、地域住民に多大な不安を生じさせるとともに、検問等により極めて不便な日常生活を強いることとなったことは、遺憾である。
1 松山刑務所の開放的施設である大井造船作業場からの受刑者の逃走事件に関し、法務省は未然に防止できず、身柄が確保されるまでの二十三日間にわたり、地域住民に多大な不安を生じさせるとともに、検問等により極めて不便な日常生活を強いることとなったことは、遺憾である。
○源馬委員 そういうお話を伺うと、この開放的施設の存在が再入率を別に下げているわけではなくて、もともと厳しい選定基準があって、その人たちを入れているんだから再入率は低いんだというふうに改めて伺いました。
この松山刑務所大井造船作業場というのは塀のない刑務所として有名でありまして、受刑者が敷地内の寮で暮らして、日中は従業員と一緒に溶接などの作業に従事している、開放的施設というふうに呼ばれていると。この委員会でも何度か取り上げられたと記憶しています。
開放的施設、客観的には大変逃走しやすい環境にあるということは御承知のとおりでございまして、逃走事故を防止するためには、先ほども申し上げました開放的施設の特性は失わせないよう配意もしつつも、万が一、受刑者が逃走を試みた場合には、やはり直ちにそれを把握して、それに対して対処する、そういった体制を構築することが必要だというふうに考えております。
その辺はきちっと厳罰に処すということも一方で大事だと思いますけれども、先ほども法務大臣からお話がありましたように、再犯率が非常に低いという、そういった効果もあるように聞いておりますけれども、この開放的施設が果たしてきたそういった成果ということについて簡単に御報告をいただきたいと思います。
○政府参考人(富山聡君) 開放的な施設につきましては、その選別の要件の一つとして過去に逃走を企てたことがないということがございますので、当然のことながら、今回逃走した受刑者が再び受刑者として刑事施設に戻ってきたときには開放的施設に配属されることはあり得ません。
四月の八日の事故発生以来、次の日、四月九日でありますけれども、この松山刑務所大井造船作業場からの逃走事故、この案件のみならず、開放的施設ということで今御紹介しただけでも四件あるわけでございますので、これを契機といたしまして、開放的施設における保安警備や処遇の在り方につきまして検証、検討をする委員会を立ち上げたところでございます。
ゆえに、明確な期限を現時点でお答えをするということはなかなか難しいわけでありますが、速やかに検討をし、検証し、そして、安全、安心な開放的施設のあり方、これにつきまして理解をしていただくことができるように努めてまいりたいと思っております。
御指摘の、松山刑務所大井造船作業場からの逃走事故を契機とした開放的施設における保安警備・処遇検討委員会、これは法務大臣の指示によりまして逃走翌日の四月九日に設置をされまして、現在までに四回会議が行われております。 この委員会におきましては、本件逃走の原因や問題点の検証を行っております。
この開放的施設は、委員御指摘のとおり、一般社会にできる限り近い環境を実現することによって、受刑者の自律性また自発性、こうした気持ちを涵養し、ひいては、受刑者の受刑後の社会適応能力、こうしたものを向上させるという点で大変意義があるというふうに考えております。
○伊藤孝江君 刑務所の、刑務所というか刑事施設のその在り方自体も、PFI手法での運営であったり、また受刑者の更生という観点で、いろんな依存症対策も含めた処遇がかなり本当に変わってきている中で、今回の開放的施設、この件、本当にしっかりと受け止めなければならないものではあると思いますけれども、ただ、だからといってそれをなくしてしまうというのは、やはり時代に逆行しているというふうにも思います。
事件の詳細についての検証というのはこれからしっかりとしたものが始まっていくというふうに考えますけれども、現時点において、この松山刑務所大井造船作業場のような開放的施設の在り方について大臣がどのように考えておられますでしょうか。
開放的施設の今後の在り方を含めて御質問がございました。 四月の八日に松山刑務所の大井造船作業場から逃走した受刑者、四月三十日に逮捕されたところでございます。二十三日間にわたりまして逃走を続けました。地域住民の皆様、また企業、学校関係者を始め多くの皆様、また国民の皆様に長きにわたりまして多大な御心配と御迷惑をお掛けしたことを心から深くおわびを申し上げます。
また、法務大臣の指示により立ち上げられた松山刑務所大井造船作業場からの逃走事故を契機とした開放的施設における保安警備・処遇検討委員会におきまして、本件逃走事故の発生原因を調査、分析した上で、全ての開放的施設を対象とした再発防止策を策定するとともに、今後の開放的施設における処遇のあり方を検討することといたしております。 今回、現地を見た経験も踏まえて、早急に検討してまいりたいと考えております。
その処遇調査の中で、開放的施設における処遇が適当と認められた場合には、その受刑者は開放的施設に送られることになります。 また、処遇調査の過程ではまだその判別がつかない場合であっても、その後の刑の執行をする過程で、開放的施設における処遇が相当であるとして移送される場合もございます。
もちろん、開放的施設であるからといいまして私どもも逃走があっていいと思っているわけではなく、逃走を防ぐための措置を講じてきたわけですが、今回事故が起きてしまったということはまことに遺憾でございまして、申しわけなく思っております。国民の皆様、とりわけ地域住民の皆様には大変な御不安を与え、また御心配、御迷惑をおかけしているということを心からおわび申し上げたいと思います。
○松田委員 開放的施設に対しては、それに対する意義をしっかりと持って進めていっていただいているというふうに思ってはいるところでありますが、さりとて、やはり、脱走されてしまうと地域住民の方また市民一人一人が不安に陥って、きのうもニュースでやっていましたが、家族一緒で同じところでも寝て、不安であると島の中の人が言っていたりということもありますから、そういったことに関して言えば、いち早く、早く捕まえていただきたいというふうに
現在の開放的施設における処遇もまた同様の考え方でやっております。 運用に当たりましては、受刑者の資質や心情の確実な把握に努めてその対象者を適切に選定いたしますとともに、逃走等の事故防止を図るために必要な措置を的確に講じることはもとより、地域の住民の方々に対しましては、参観等を通じて開放的施設の意義、実情について理解を深めていただくことなどによって、その不安を払拭していきたいと考えております。
○木庭健太郎君 そういう意味では、例えば今開放的施設という言葉がございましたが、現在でも開放的施設で処遇を実施しているのであれば、具体的にそれはどんなふうな状況でどんなふうになっているのかということもイメージとして浮かべるために伺っておきたいし、実際にその開放的施設における処遇の対象になる人というのはどんな受刑者の方たちを予定、想定されているのかと。
具体的にいかなる者についていかなる場合に電話の使用を認めるかということにつきましては今後検討していくことになりますけれども、全く新たな制度である上、電話につきましては必ずしもその相手方及び内容を十分に確認することができない場合もあるなど、施設の規律及び秩序維持上の観点からの配慮の必要もあることなどから、まずは開放的施設において処遇を受けている者など、規律、秩序維持上等の問題のない者を中心に電話の使用
もう一つちょっと具体的に伺っておきますが、電話の使用について、法案では開放的施設において処遇を受けていることなどを条件として受刑者の電話の使用を認めておりますが、具体的にはどのような者に電話の使用を認めることを予定しているのか、伺っておきたいと思います。
なお、外部通勤作業等が許されるためには、このほかに、自律心と責任感が信頼するに足りる者でなければならないと考えるため、開放的施設において処遇を受けていることなども要件としており、さらに、これらの要件を満たす受刑者であれば常に外部通勤作業等が認められる、許されるものではなく、円滑な社会復帰を図るため必要がある場合に許可することができるものとしているところでございます。
もとより、外部通勤作業等は実質的に受刑者の拘束を部分的に解除するものでございますから、その対象者は開放的施設において処遇を受けているなど自律的な行動が期待できる受刑者に限定する必要がありますが、ただいま申し上げたようなこの制度の意義を踏まえますと、外部通勤作業等による処遇が必要であり、かつ、諸般の事情にも照らして相当であるときは基本的には外部通勤作業等を許すべきであり、このような観点から適切な運用に
法案におきましては、外部通勤作業等が許されるためには、さらに、開放的施設において処遇を受けていることなどの要件が必要であるとしておりますが、これは、対象者は自律心と責任感が信頼するに足りる者に限定しなければならないと考えるからでございます。具体的には、市原刑務所のような開放的施設で処遇を受けている者や、これに準じた処遇を受けている者に限定して許すことになると思います。
教護院については、今回の改正で新たに通所機能を取り入れ、さらに児童の退所後のフォローアップを強化するなど、これまでの閉鎖的な施設から開放的施設に衣がえを図る意図が見えております。
受刑者の改善更生のための基本的処遇として、作業のほか、教科指導、心身に障害のある者に対する治療的処遇及び相談助言等の生活指導を実施することとし、さらに、改善更生のための効果的な処遇方法として、一定の条件を側える備える受刑者につき、刑事施設の職員の同行なしに、刑事施設の外の事業所等に通勤させる外部通勤作業、更生保護関係者を訪問する等のための外出及び外泊の制度を設けるほか、受刑者の自主性を促進するための開放的施設
、受刑者の改善更生のための基本的処遇として、作業のほか、教科指導、心身に障害のある者に対する治療的処遇及び相談助言等の生活指導を実施することとし、さらに、改善更生のための効果的な処遇方法として、一定の条件を備える受刑者につき、刑事施設の職員の同行なしに、刑事施設の外の事業所等に通勤させる外部通勤作業、更生保護関係者を訪問する等のための外出及び外泊の制度を設けるほか、受刑者の自主性を促進するための開放的施設